<補足>問われるメディアのマルチプラットフォーム化

前回の記事の補足です。前回の記事はちょっと論点が外れておりました。書き直します。

ネット広告費が雑誌広告を抜き去る、電通発表「2007年日本の広告費」
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20367761,00.htm

AD WEEK: TV Ads Are Less Effective, Survey Says
http://www.adweek.com/aw/content_display/news/media/e3ica0ebb59d5d28e8ccae6ffe141014d55
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から考える、減った広告費をどう穴埋めするべきかですが、それは、制作サイドでもっと積極的な新しい形のクロスメディアを活用出来る体制を作る事だと思います。

今 までのクロスメディアの例ですが、TV番組、新聞、ラジオなどで、「この情報についてもっと詳しくお知りになりたい方は、当番組のホームページにお越し下 さい」など、テレビの視聴者、新聞の購読者などに限定したサービスを提供しています。これでは、減ったテレビの視聴者や、新聞の購読者に対して訴えている だけで、絶対数は減っている訳です。

今からは、テレビ、新聞、ラジオ各局が培った取材能力や、コンテンツ制作能力を駆使して、同じ情報をインターネット上に公開するべきで、広告費も、同じパッケージとして徴収すれば良いという提案です。

例えば、テレビ局がTV番組とインターネットのウェブサイトで、新聞とインターネットサイトで、ラジオ番組とインターネットサイトで、同じレベルのコンテンツを提供し、広告料を一つのパッケージとして徴収するという事です。

思い切って、インターネット上でも同じ情報を完全に公開してしまいます。そして、ここで、コマーシャルや広告もネットと同じように掲載するのはどうでしょう。

例えば、

TBSさんのニュース動画サイト
http://news.tbs.co.jp/

ここで、NEWS23などが、番組中に放送されたCMをカットして掲載されています。

TBS さんはのニュースサイトは、バナー広告しか現在掲載されていません。ロスに動いた時からTBSさんのニュースサイトはよく利用させていただきましたが、バ ナー広告に目が移った事はいままでインパクトのある広告しかないというのが正直な感想。動画サイトでのバナー広告は効果は少ないでしょう。

一つの例として、ロスのニュース番組が、こんなアプローチをしています。

CBS2 – KCAL9 News
http://cbs2.com/

ですが、ニュースクリップの間にCMを挿入して放送しています。

というふうに、動画広告を挿入するシステムを構築する。それか、放送時に放映された本編とCMをそのまま放映すれば、編集作業も節約出来るし、マスターテープ一本で、テレビ放映とインターネットストリーミング可能、制作コストや手順の節約にもなります。

理論的には、テレビを見なくなった人はインターネットに流れたので、インターネットでコンテンツをそのままの近い形で公開し、そこでテレビの視聴率が減った分を補うと言った感じです。第2日本テレビなどが、ある意味、方向性として当てはまっているでしょう。

もちろん、使用中の音楽の著作権等の問題があるので、もちろん、こう簡単に行かない事は分かっています。

こ れは、スポンサーさんが、CMを制作した際、使用中の音楽やタレントとの契約で、インターネット上で放映してよいという契約をとっていない等の権利問題が あるのは承知ですが、CMは定期的に更新され、音楽・タレントさんも順次契約を更新されている訳ですから、そのときに、インターネット上でのCMの放映の 許可を権利関係者からとれれば、ネット上でのCMの公開も可能でしょう。

ネットを補助的なメディアと見なして活動される時代は終わったと思います。

ま た、主に雑誌メディア向けですが、ネット上では即効性のあるニュースを。そして紙メディアでは、紙メディアならではの編集力を使った深い内容の、紙だから こそ読みたい、本棚にとっておきたいというコンテンツを中心に振り分けて提供して行くという方法もありだと思います・・・。


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