スタバの従業員教育・臨時休業の宣伝効果を考える


さて、話題性のあるトピックを書いてみましょう。前回、日本のスタバ1店舗の売り上げがいくらなのかを、勝手に計算して予想しましたが、今回も改めて再認識させられたスターバックスのマーケティング力。また勝手に適当な方法で、この宣伝効果を計算させていただきました。

米スタバ、従業員教育で全米店舗を一時閉店
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080227AT2M2701Q27022008.html

実はこれ、ネガティブなイメージを囚われかねない出来事ですが、これを聞いたときに「やられた」と思わされました。

さて、ちょっと、いやらしいかもしれませんが、スターバックスが、この再教育について、経済的に打撃を受けているのか否か、独断と偏見で勝手に計算してみました。

あくまでも勝手です。科学的根拠や、学術的根拠は、ちょっとだけしかありません。あくまでもマーケティングをしている個人の勝手な計算ということを踏まえて読んでいただければと思います。

さて、計算してみましょう。

スタバが全米で一日閉店した時の損失は?

まずは、スターバックスの財務状況の確認です。
Starbucks – Investor Relations
http://investor.starbucks.com/

から、2007 Annual Report on Form 10-KのPDFファイルをダウンロード。

そこに投資家向けの情報が公開され、財務状況も詳しく書かれています。

39ページめに、財務のサマリーが書かれています。

そ こで、店舗の休業を行ったので、「Company-operated retail」の欄を見てみます。そうすると、スタバの2007年度(スタバの年度は10月から9月を税務上の一期としているみたいです)の店舗からの収 入は、$7,998,265,000。約80億ドルです。日本円に直すと、8558億円の売り上げがあります。

さて、ここから、面倒くさいので、7998百万ドルとして計算します。

ここで、スタバは一日休んだのですから、
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7998M ÷ 365 = 21.9M = 22M
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スタバは2千2百万ドルの損失です。日本円で約23億円。これが、スタバの損失です。

日本のテレビ宣伝効果は

さて、これから考えて行きましょう。

スタバはこの件に関して、かなり報道されました。

私の勝手な判断ですが、これは消費者に品質向上のために努力しているという企業努力をしていることなので、視聴者にとって、良いイメージで写るでしょう。

ということで、このニュースで放送された時間はほぼCMと同じくらいの効果があると思われます。

ということで、スターバックスは、CMをタダでテレビ局に放送してもらったと仮定します。

そこで、まずは、日本での経済効果を算出しましょう。

蘇民祭:テレビ報道の広告効果、50億円 セクハラ論議で広がり /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20080226ddlk03040337000c.html

で、使用された15秒105万円の計算をして行きます。

日本テレビのリアルタイムで1分半ほど伝えられました。
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1分半 = 90秒 ÷ 15 = 6 × 105万 = 675万円
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あくまでも適当な計算をしているので、他局でも放送されたと仮定します。
日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京、NHKと6社あります。

でも、念のために、1局あたり600万円のCM効果があったと仮定します(放送されていない局があるかもしれないので)

600 × 6 = 3600万円

これはあくまでも、ニュース報道番組で、ワイドショーで取り上げられると時間はもっと長くなります。ので、テレビの広告効果は5000万円とします。適当に計算しやすいから・・・。

日本の新聞宣伝効果は

これから新聞の計算をします。

新聞AD GOGO
http://www.adgogo.jp/

から、全国の新聞で全人口の60%に行き渡ったとすると、広告の掲載費は1億円。

そして、ラジオの計算をします。

日本のラジオ宣伝効果・・・

ラジオ広告料金目安 – 日本ラジオ広告推進機構
http://www.rabj.org/radioabout/chargestandard.html

ここで、適当に計算したら、全国すべてで20秒間のラジオの広告を出すには、220万円ほど掛かります。

テレビでは平均90秒の紹介でしたが、特にAMラジオ番組では、一旦取り上げられると結構長く話していただけるので、思い切って、200秒にしましょう。

(200秒÷20秒) × 220万円 = 2000万円

日本のメディアの宣伝効果の合計

ということで、このニュースの広告効果は、

テレビ5000万円、新聞1億円、ラジオ2000万円 = 1億7000万円

テレビより新聞の方が経済効果があるのは、常識的におかしいのですが、あくまでも適当な算出ですのでよしとします。

そして、1億7千万円はなんかキリが悪いので、2億円とします。

ブログ等のインターネット上での宣伝効果・・・私のブログでもスタバの宣伝に微力ながら貢献しているし(笑)これくらい付け足しても良いでしょう

ということで、日本での効果は2億円以上です。

しかも日本のスタバは休んでいません。このように、アメリカ以外の国でもこのことは絶対放映されているので、この世界中の広告効果は絶大でしょう。

アメリカの新聞の宣伝効果

さて、これから、アメリカでの効果を計算して行きましょう。

アメリカ新聞の広告費は

Newspaper Ad Prices By State – Newspaper Advertising Costs – Gaebler Ventures
http://www.gaebler.com/Newspaper-Ad-Rates.htm

からと、個人的なデータベースから算出しました。

ちょっ と専門的な計算をする為、長くなるのでここで省きますが、Los Angeles Timeでの記事から計算すると8万ドル。New York Timesならば10万ドルの宣伝効果があったとします。Wall Street Journalでは、14万ドル、その他全米の新聞を足すと、200万ドル、2億円の宣伝効果があります。

アメリカのテレビの宣伝効果

アメリカのテレビの広告費は、NBCのコマーシャルのレートを元に適当に算出しました。

NBCテレビの一年間のコマーシャルでの予想収入は90億ドル。

それを計算すると4大ネットワークごとに平均30秒20万ドルかかります。

ただ、これは、スーパーボウルなどのイベントで尋常なくCM料金が跳ね上がるので、平均値がこんな感じになりますが、よしとします。

CBS、NBC、ABC、WBの4大ネットワークだと、広告1分間で160万ドルとします。

ロサンゼルスのテレビ局、FOX11ニュースで適当に計ったら、計10分放送されました。

ということで、160 x 10 = 1600万ドルで、スターバックスは20億円近くの広告費をテレビで浮かす事が出来たことになります。というか、新聞、テレビの宣伝効果のみで、スタバの一日の売り上げに近い数字を回収出来たことになります。

まとめ

さて、また記事が長くなるし、仕事もあるので、今日はこれくらいにしておきます(苦笑)

とにかく、私の予想では、スターバックスは、このキャンペーンのおかげで100億円近くの宣伝効果を得られたのではないかと考えています。

あくまでも、私の予想ですが・・・。


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