少し前、テレビ東京のWBSでも、取り上げられていました。生録ブームの再来。
音は私の専門分野。音は、奥が深いんです。
今回は、ちょっとマニアックな話を。
番組では。
○オリンパス LS-10
http://olympus-imaging.jp/product/audio/ls10/index.html
○ソニー PCM-D1
http://www.sony.jp/products/Consumer/linearpcm-rec/
などが、取り上げられていました。最初ソニーさんのウェブサイトでこの製品が発売されたとき、「なんで、ソニーさんはそんな製品をだしたんだろう」と疑問に思っていたのですが、生録ブームが来ていたのですね。
実は、メディアのみならず、いろいろな事で言える事なんですが、一般に、物事は
「個」ー「集」ー「大」ー「個」
というサイクルが成り立つとおもいます。
例えば、映画や音に例えると、最初は、映画はリュミエール・ブラザーズなどの個人的な趣味として、映画が発明され、個人の趣味としてはじめられました【個】
その次に、お金を儲けようと思った会社が出て来ます【集】
そして、産業、協会、社団法人等ができ、それらを取りまとめられるようになります【大】
そして、テレビの登場。これも【大】
しかし、安価な16mmカメラや8mmカメラの登場で、再び【大】のみの産業に【個】のマーケットが現れました。
かなり簡略させていますけれどね・・・。
これは他の分野に当てはまります。例えばインターネットメディア。
まずは、ウェブサイト。ホームページは個人レベルで火が付き、ヤフーの台頭【集】そして、ヤフーやグーグル自体が、企業買収やサービスの付加等で巨大なポータルになり【大】そして、ブログ等のサービスの台頭で再び【個】に目が向けられています。
これらは、技術の進歩が一役買っていますけれども、これらの技術の先見性を見出し、そして、流行にどうやって入って行くかのマーケティングが必要です。
例えば、私が音の世界の入ったのは、偶然でした。
ロサンゼルスの行きつけのコーヒー屋(Cafe Balcony)さんで、毎週木曜日に行われている小さなジャズのコンサート。彼らのビデオを撮ってみたいと思い、ビデオカメラを持ち込みました。
そこで、ビデオーテープが切れて、テープ交換の時でも最低限、音だけは録れるようにと、ソニーのMDウォークマンに4000円のステレオマイクを取り付けてジャズの生ライブを録音しました。


家に帰り、ビデオの出来は悪かったんですが、MDに録音された音がすごく良い事に気づいたのです。今の同録ブームより8年先にはまってしまったのです(苦笑)
まあ、今から考えると、コーヒー屋さんの壁の音響が絶妙だったのと、演奏者の方の位置とマイクの位置が絶妙でした。あと、サックス・ギター・ピアノ・ドラムと基本的にアンプを使わない典型的なアンプラグドだったということもあります。
そうして、ジャズと同録の世界にもはまってしまったわけです。
ただ、その時は何故、私だけ同録マニアになってしまったのか・・・考えてみましょう。
ま ず、音質です。著作権の関係があるので、ここで公開出来ないのは残念ですが、CD並の音質を得る事が出来るMDを使い収録。実際、それをCDにして買いた いという方も何人か現れ、そこからCDを作ることになりました・・・。ということで、音質的には、8年前と現在とあまり変わっていないとします。じゃあ、 なぜでしょう?
当時はMDで再生した音を、音声ケーブルでパソコンに転送し、パソコンでの録音作業をしなければ行けなかったのです。
私は当時、映画学部の学生で、将来の自分の職業で役に立てよう、そして生のジャズプレイヤーの音を録音出来たので、それくらいの時間や労力を暇なかった訳です。
ただ今は、1GBのメモリーカードが2000円で購入出来る時代です。そして、パソコンへの取り込みも、メモリーカードリーダーでデータを取り込めば、60分の音を5分でパソコンのハードディスクに転送出来ます。
また、上記の製品は、マイクとレコーダーが一体化し、しかも軽量化されています。私の場合は、録音機能付きのMDウォークマンと、マイクを別々に用意しなければ行けませんでした。
お そらく、このような利便性が可能になり、その先見性を見極めて製品化を決断された方、もしくはチームがいたからこそ、同録ブームとメディアに呼ばれるくら いに売れたのでしょう。あと、MDは音楽を聴く事を中心に設計され、マーケティングされていました。そのこともあって、MDを使用しての同録ブームは起き なかったのでしょう。
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ちなみに、私が今現在使用している録音機材は、
○Fostex FR-2
http://www2.fostex.jp/user_file/fostex-sh/etc/fr2b.pdf(PDFファイルです)

を使用しています。ちなみに、上の写真は、野球のインディー映画を撮影しているところ。レコーダーはトレーの左上にちょこんと置いてあります。しかし、カートの上はかなり汚い、あんまり良い機材も使っていないのがばれちゃいますが・・・。
MDウォークマンから、これらの機材に化けてしまいました(苦笑)
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<参考記事>
● 気軽に作れる自分放送局セット
http://ja.katzueno.com/2009/05/1008/
● 機材リスト解説 – 本気でネット中継をする方法
http://ja.katzueno.com/2010/03/1163/
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御陰さまで、ビジネス部門にエントリーされました。このような機会を与えていただき、運営委員会の皆様、審査員の皆様、そして投票をして下さった方、ありがとうございました。この機会に是非他にエントリーされている方のブログもご覧いただくと幸いです。
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ロスと日本の映画とマーケティング日誌・アルケミスタの住人
by Katz Ueno (deerstudio, inc)
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