エスカレーター事故とビジネスチャンス

○ビッグサイト・エスカレーター事故から考える・日本の技術

マーケティング・経営をする上で一番重要なのは、真実をきちんと把握するという事です。

そこで。NHKのスクープ映像でも話題になった・・・

○エスカレーター急停止:10人が軽傷…東京ビッグサイト
http://mainichi.jp/select/today/news/20080804k0000m040063000c.html

での事故の事です。
そうして、そのニュースでは、この事件も問題にされていました。

○エスカレーター急停止:名古屋の事故もオーチス社製
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080804k0000m040095000c.html

結論から言いますと、今回のビックサイトの事故はオーチス社製のエスカレーターだから起こった事故ではなく、他社製の事故でも確実に起こっている可能性が高い。

そして、名古屋の事件は、金属疲労が原因という事で、オーチス社が管理をしていたのならオーチス社に落ち度があった事件です。

しかし、今回のビックサイトの事件は、明らかにイベント主催者側に非があります。オーチス社は、5月に事件が起きたばかりなので、どばっちりを受けた感じです。

○エスカレーター急停止:同型機を緊急点検 名古屋市長
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080804k0000e040074000c.html

あ る意味、極論を言うと、名古屋市はこの事件が起きたからという理由でエスカレーターを点検する必要はありません。なぜかというと、今回のエスカレーター事 故は定員を遥かにオーバーする過積載による人災であって、名古屋の地下鉄を数十年利用している私の経験からして、そのような過積載のような状態にはなる事 はないと思うからです。

というか、そのような過積載になるような状態になったら、どんなに点検しても、壊れて事故が起きるのは目に見えています。なので、ある意味、今回の緊急点検は、極論的に言って、税金の無駄です。

しかし、5月に事故があったばかりの名古屋市としては、利用者を安心させるために、緊急点検を次の日の朝というかなりスピーディーに実施しました。

これは危機管理のマーケティングの良い例です。

今 となっては原因は分かっていますが、当時は原因がはっきりしませんでした。しかし人命を扱う名古屋市として、そして事故を最近起こしてしまったという責任 から、市長自らの指示で結果が出る以前に点検作業を行いました。ということで、最終的に、この点検は、税金の無駄ではありません。

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さてさて、いつもの長い、前置きをおいての本題です。

実はここで、私が注目したのは、今回のエスカレータ事故と同時期に起こった以下の事件。

○インド:転倒で145人圧死…北部ヒンズー寺院
http://mainichi.jp/select/world/news/20080804k0000m030109000c.html

実は、海外で、巡礼者が巡礼の混雑時にパニックになり、圧死するという事件がたくさんあります。

日本ではそういう事を聞きませんよね。今回のエレベータ事故でも負傷者のみ。日本では大事件ですが、世界レベルでは、結構、負傷者だけってたいしたことないのではと思ってしまいます。

そこで、よーく考えてみました。

そこで、今年のはじめ、4年ぶりに訪れた、伊勢神宮の初詣の時を思い出しました。

当時、警備員さんが、きちんと人員整理をされていたのです。

伊勢神宮の内宮は、直前が階段となっており、たくさんの参拝者が、ゆっくりゆっくり、押し合いへし合いで上って行きます。

だいぶ前から、伊勢神宮では、参拝客を階段下でストップさせ、上の参拝者が、ある程度登るまで、空きのスペースがあっても、参拝客を登らせないでいます。

酔っぱらった参拝客や若者が「なんや、空いとるやん〜(三重弁)はよ登らせい〜」と文句を言っていて、私自身も当時は適当に思っていたのでしたが、今、はっと気がつきました。

「日本は群衆コントロール技術のパイオニアでは」

も しも、ビックサイトの事件が、インドのように野放し状態で、アニメフィギアを宗教以上に崇高している方々がエスカレーターに一度になだれ込むと・・・。お そらく、死者が出たと思うのは私だけでしょうか。あと、これはアニメイベントだけではなく、熱狂的なファンがいる音楽コンサートの場合にも当てはまりま す。

NHKの映像を見ていると、一応、エスカレーター数十メートル前で、列を止めていたという映像を見ましたので、一応の人員調整をしていたのでしょう。骨折等のケガ人が出たという事は残念ですが、死者が出来ないというのは、やはり日本の警備会社の技術があるからでしょう。

一度、インドやアラブ地方の宗教関係者は、日本のアニメイベント、音楽イベント、有名神社に出向している警備会社に技術提供を頼んだ方が良いのかも・・・。あと日本の警備会社の方。インド、中国進出の際のセールスポイントにしたらいいのでは?

追記
Crowd Control、もう海外でセールスしてたらすみません〜。