日本が世界にかいた赤っ恥:勘違いさんの紹介

*ここの記事中で使われている画像も非商用転載可能です

一ヶ月前、三重県の伊賀上野 市で、とある著作権に関するちょっとした騒動が起こりました。この事について実は私はアメリカのニュースソースから手に入れたのですが、日本が世界に赤っ 恥をかいた一つの例として、今後二度と起こって欲しくないとの意味を込めて書かせていただきます。

私はあまり批判をブログで書きたくないのですが、今回ばかりは、観光立国として、世界に売って行くとしている日本のため、今後の発展のために書かせていただきます。

当事者のみならず、観光立国として日本はこれからどんどん世界に出て行くと思いますので、それの準備運動の一環として考えていただければ光栄です。

本当は書きたくなかったんですけれども。でもやっぱり間違った事は正して行きたいので・・・。

○赤っ恥をかいた日本の関係者各位へ

まずはじめに、この画像をご覧下さい。

これは、第一次世界大戦に志願兵を募集しているときに作成されたポスターです。

ちなみに、私はこの画像を合法的

こーんなことしたり、

こーーんなことが、合法的にできるわけです。

なぜかというと、アメリカ合衆国の旧著作権法で

○Copyright Act of 1909
http://en.wikipedia.org/wiki/Copyright_Act_of_1909

作品が出版されてから最長56年作品が保護されるが、その後は誰がどんな事もしてもよいというパブリックドメインになるからです。

ということで、

○Jobs at Pogo.com
http://www.pogo.com/jobs/

ゲーム会社の求人に使われ

○Tux for President
http://www.tuxparty.com/2008/02/26/free-stickers/

なんていうLinuxというOSソフトウエアの情報サイトの宣伝に使われ

○Alex Martello – MySpace
http://www.myspace.com/alexmartello

アーチスト募集の広告にも使われ・・・。

○ the Committee to Help Unsell the War
http://backspace.com/notes/2003/10/uncle-sam.php

ベトナム戦争の反戦運動にも批判材料として使われています。

はい、ベトナム戦争の反戦運動の道具として・・・。

第 一次世界大戦当時は、強烈な志願兵を募るポスターとして効果を上げましたが、1970年代に、プロパガンダの批判者が中心となって、このポスターを反戦の 象徴にしたのです。まあ象徴と言っても大げさですが、とにかく、今、アメリカ人にこのポスターを見せると、彼らの第一印象は「ああ、志願兵のポスターだけ れど、いろいろ使い回されてるな〜」とか「ああ、反戦運動のときによく見かけたな〜」

と、ある意味、平和活動の一部になっているのです。

例えば

○Anti-Military Recruitment Tools
http://www.ozarkia.net/bill/antiwar/index.html

こ このページに“Poster – Uncle Sam”というのリンクがあるので、クリックしてみて下さい。例のポスターが出て来て、メッセージにアメリカ大統領が「I want you to die in a foreign desert for corrupt politician」と日本語訳で「私は、あなたに外国の砂漠で腐りきった政治家のために死んでほしいのだよ」と書いてあります。ブラックジョークで す。

もちろん、選挙活動に使われることもあるし、保守政党の活動に使われていることもあります。なので、反戦活動以外にも、戦争賛成派のポスターにも使われています。

一番重要なのは、このポスター自体が、戦争賛成という存在感をなくして、本当の意味でパブリックドメインになっている事です。

既にこのポスターは戦争賛成の象徴ではなく、このポスターを持ち出すと、戦争反対のイメージも出て来るし、戦争賛成のイメージも出て来るし、ジョークの印象も受けるのです。つまり「勧誘」そのものになったのです。

しかも、作品はパブリックドメインです。自由にコピーしても良いし、改変してもよし。しかもこれで商売しても良いのです。

もちろん、これをもとに大掛かりな手を加えると、その人の著作物になるので注意して下さい。

さて、そうした意見を聞いていただいて・・・。

○議会・行政 : 米の募兵ポスターと酷似 市議が指摘 伊賀市の夏祭り告知で
http://www.iga-younet.co.jp/modules/news/article.php?storyid=2311

これを見た時の私の反応・・・・・・・・・。

「バカちゃうか・・・」
(デザイナー・議員さん・マスコミ全員をひっくるめてです)

デザイナーの方

    「著作権法と元になるネタをちゃんと調べておきなさい。あなたが一番著作権に厳しくないと行けないじゃないの〜。こんなに騒ぎを大きくした責任は、何も知らなかったあなたの責任です」

市議会員の方へ

    「税金の無駄。しかも、あなたの政党、反戦をうたっているじゃないの〜。今では反戦の道具として使われているポスターを批判してどうするの〜?」

マスコミの方

    「一番、著作権法を知らなあかんやろ〜。あと報道関係者として、このポスターの“今”の意味くらい知らんとあかん。おかげで海外のメディアまで目がいっちゃったじゃん〜。はずかし〜」

祭り主催者の方、市役所の方

    「謝り損しましたね〜」

喧嘩両成敗です。

とにかく、デザイナー、市議会議員、マスコミと、だれもポスターの真意を調べなかった手抜きが明るみ出たのでした。

そして、「恥ずかし〜」と思ったのが、日本を扱うブログサイトでこのことが取り上げられ・・・

○Uncle Sam poster upsets local government in Mie Prefecture
http://www.japanprobe.com/?p=6149

その中の読者のコメントを読むと、わたくし、日本人としての無知を世界にさらけ出した気がして恥ずかしくなりました。

    「分からん。パロディーがなんでそんなにいけないんだ」
    「多分、日本人は指差されるのが嫌なんだ〜」
    「ああ、このポスターのパロディーは今まで一度もやってなかった〜?ディズニーランドのミッキーも指差しまくっているから、ディズニーランド行くのもボイコットしようか〜」

などなど。恥ずかしい〜〜〜〜〜。

ということで、みなさん、気を付けて下さい。これは、当事者、全員が悪いです。

ただ、これは過去に既に起こった事です。今から気をつければいい事です。頑張りましょう〜。

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