新幹線がアメリカにもやっと

早いもので大統領選挙から3週間も経ってしまいました。黒人初の大統領という事で、盛り上がりましたが、私の中でそれよりも盛り上がった事がありました・・・。

大統領選挙と同時に、州選挙も行われ、とある住民投票が行われたのです。

○カリフォルニアにも高速鉄道が

それは、4兆4000億円をかけてカリフォルニア州をまたがる高速鉄道の建設するプロジェクトに、9700億円もの州債(*)を発行するかの合否を問う住民投票で、52パーセントの支持を受けて可決されました。

*簡単に言うと、州の借金

48パーセントもの反対の多くは、高速鉄道が通らない地域の方の反対でした・・・当たり前と言えば当たり前ですね。9700億円、自分たちが借金をするのに、自分たちの地域は何も恩恵を受けられませんからね。

しかし、昨今のガソリン価格の高騰、エコに対する意識の向上、そしてオバマ次期大統領のグリーンエネルギー政策の提示等、追い風はたくさんあったので無事可決となりました。

○米加州の高速鉄道計画、住民投票で州債発行が決定 事業開始へ
http://www.afpbb.com/article/economy/2536090/3502776
○高速化の時代に、いまだに「カメ」並の米国鉄道
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2387588/2902522

ここが、カリフォルニア州の高速鉄道に関する公式のホームページです。

○California High-Speed Rail
http://www.cahighspeedrail.ca.gov/

そして、英語ですが、説明用のビデオが公開されています。

ここから他のビデオも見る事が出来ます
http://www.cahighspeedrail.ca.gov/gallery.aspx

日本の新幹線などに習ってカリフォルニアでもエコで時間が短縮出来、雇用も確保出来、環境保護団体もお墨付きをつけている高速鉄道を進めて行こうとしています。

自分も映像関係しているので、「金かけてるな〜このビデオ」と思ってしまいます。

日本では新幹線は当たり前ですが、アメリカでは鉄道のありがたみが分からない人が多かったんです。「車でいいや〜」って。しかしこの事でアメリカも変わったな〜と思ってしまいます。

私 も何回か飛行機や車でロスからサンフランシスコに行った事があります。飛行機での実際の所要時間は1時間もかかりませんが、空港へ行って、セキュリティー ゲートを通って・・・と、そのことを考えるとロスからサンフランシスコまで所要時間が2時間半というのは同じ時間なので魅力的です。

しかも、携帯やネット等も使えますしね(アメリカでは公共交通機関での携帯の使用はマナー違反ではないです)

○日本にもビジネスチャンス

そして、これは日本にも大きなビジネスチャンスです。

最近は台湾の高速鉄道や、上海の高速鉄道でドイツ等ど競争していましたが、また、日本の技術が売れる機会がやって来ました。

しかし、日本の会社にとってはカリフォルニアは、きちんと私の言って来た事をチャンとやれば、ドイツよりも勝機がある事です。

○アジア系の勢力。アメリカ大統領選挙の裏側
http://ja.katzueno.com/2008/11/874/

でも少し書きましたが、カリフォルニアはアメリカの他の州よりもアジア系アメリカ人の影響力が非常に強い州であります。

なので、地元のアジア系の政治家さんやアジア系ビジネスの有力者さんとからめば、ドイツよりも有利な立場で技術の販売が出来るかと思います。

しかも、カリフォルニアは地震がある州です。日本の耐震に関する技術も役に立つと思います。

しかし、もちろんながら、技術力のみならず、「ビジネス力」もビジネスの世界では必要になって来ます。

おそらく、JETROさんなんかは既に働きかけを始めているかもしれませんが、いまからカリフォルニア州は導入される技術の選定等をおこなっているでしょう。

ロスの地下鉄に乗ったときに、列車に「日本車輌製造」という刻印がしてあったので、カリフォルニアへの鉄道の導入実績があると思います。

不景気な世の中ですが、日本に可能性がある商機も生まれている事を覚えておいて下さい。

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