バラエティージャパン休刊から見る今後の課題

予想はしていましたが・・・

2007年にオープンした、アメリカエンターテイメントビジネス情報誌、Variety日本語版である Variety Japan が今月末をもって休刊するようです。

さきほど、購読しているメールマガジンでこの情報をゲットしました。

○「VARIETY JAPAN」休刊のお知らせ
http://varietyjapan.com/vjclose.html

2年前、日本語版が開始された時は、未だリーマン以前でしたので、勢いがあったのでしょう。私は、ある程度期待していました。

それは、オンラインのみでスタートしたからです。

が、私の予想でしかありませんが、おそらく、以前の出版業界の仕組みをそのまんまオンラインに持って来たような運営体制だったでしょうか・・・。休刊を聞いてもそんなに驚く事はありませんでしたが・・・。

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○Variety Japan の良かったところ
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出版って、紙を使い流通しているのでその費用が莫大にかかります(はい経験者は語ります〜)

ですので、紙の媒体ではなくオンラインのみというコストを抑えたビジネスモデルだったので、ある意味期待していました。

今となっては、即効性ではハドソン川の奇跡をいち早く伝えたTwitteなどのマイクロブログを台頭に、テレビやネットのニュースに勝る物ではありません。

た だ、未だパソコンを持っていない人はたくさんいらっしゃいますので、ある程度、紙の媒体は残り続けると思います。またファッション雑誌を中心に付録を付け た戦略をとっているところは、ネットでは手に入れられないモノを供給する媒体として、ある程度、生き残り続けると思いますが・・・付録を毎月付けるとなる と収益モデルとしてはあまり儲からないかも・・・。

まあ、ともかく、紙媒体として残るのは、ニッチな季刊雑誌や写真集や本になり、そして新聞のようなメディアはコミュニティー性のあるフリーペーパーになると思います。

そして情報雑誌関係で、私が一番良いと思っているビジネスモデルは、即効性のあるニュースをオンラインで流し、特集記事やHow-Toものなどの特集を紙媒体でお送りするというモデルです。

短い記事はネットで見て、じっくり検証された記事は紙でゆっくりと、外出先やトイレ等で見るとか。

なので、話を Variety Japan に戻すと、紙という莫大なお金がかかる媒体を飛ばして、ネットのみで始めるというビジネスモデルは良いスタートだと思いました。

そしてその内容も他の雑誌には載っていない独自の情報を伝えて伝えていたので結構重宝していました。ハリウッドで活躍している俳優さんのインタビュー等を載せていたし・・・。

ただ残念な事に、 Variety Japan さんが失敗していた事が2点ありました。

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○Variety Japan が失敗した事
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先ず最初は、情報のシンジケート(配信サービス)が出来なかった事です。

これは大元のVarietyとの契約のこともあったかもしれませんが、Varietyさんが、Yahoo!やMixiなどのポータルサービスに記事を流さなかった事です。

ユーザーの私たちは、わざわざ各社のサイトにアクセスするよりかは、MixiのニュースやYahoo! のニュース媒体で事が足ります。というか自分も結構Yahoo!ニュースやMixiのニュースで事が足りている事が殆ど・・・。

昔はメールマガジンでお客さんを食い止める事ができていましたが、迷惑メールが増えている中、メールマガジンの効果もそれほどなくなって来ていると思います。

ちなみに、メールマガジンで効果的なのはエッセイ関連や完全にニッチな完結型メールマガジンです。記事一覧をただ単に羅列しているメールマガジンはもうダメだと思います。

と いうことで、Variety Japanさんは、Mixiや、Yahoo!ニュースで事を足りているユーザーさんを囲い込む為に、それらのニュースサービスへ情報発信をする事が出来な かったので、購読者を増やす事が出来ませんでした。今後はMixiにニュースを流している媒体ぐらいしか生き残れないと思います。

そして、2点目。おそらく、私の予想なのですが、紙の媒体を取り除いてコスト削減をしたのに、それでも、「コスト > 収入」だったとおもいます。

人件費や事務所費を今までと同じように使っていてはダメです。

私が経営しているロサンゼルスのエンタメ雑誌ですが、ローカルで新聞を発行していた時と比べて、経費を年間20分の1まで抑制し、いまでもなんとか生き残ることができています(それでも赤字経営が続いているのでなんとかしないと行けませんが〜)

詳しくは時間がないのでかけませんが、私の過去のブログ記事を読んでもらうと、いろいろヒントが隠れています〜。

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○情報メディアの今後の課題と・・・
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実はこれ、出版や情報メディア業のみならず、ウェブ・ソフトウエア・映像、そして行く行くは製造業にも波が押し寄せて来ると思います。製造業はずっと先だと思いますが・・・。

じゃあ、今後の情報メディアはどのような対策が必要なのでしょうか・・・。

昨日も書きましたが、今年の最初に発表しようと思った、とあるプロジェクト・・・着々と準備が進行しているので、私のプロジェクト開始の発表を持って、対策を発表したいと思います〜。

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