WCAN Summer 2009 に参加して来ました。

● WCANでしゃべって来ました & セミナーレポート

報告が遅れましたが、先週末に行われた、WCAN Summer 2009 に参加して参りました。

WCANとは、国産CMSである、a-blog CMSを開発されている、有限会社アップルップルの山本一道さんを先導に、名古屋で、ウェブ関係の仕事をしている人向けにいろいろなイベントや勉強会を仕様というグループです。

Web Creators Association Nagoya の頭文字をとって、WCAN。呼び方は「ダブキャン」です。

■ WCAN サイト
http://wcan.jp

WCANでは、毎月小さな勉強会が行われ、季節毎に大きなイベントが行われます。

ということで、今回の夏の大イベントでは、CMS特集という事で、国産CMSの紹介を中心に行われました。

その中で、CMSライトニングトークのセッションが行われ、我が concrete5 も5分間の枠を頂きました。新米CMSだったので、5分間頂けるというのは大変ありがたい。

5分の時間を無駄にはせまいと、せっせとプレゼンを作らせていただきました。

原稿を書き起こし、Usagi Project のメンバーさんにダメだしを受け、前日に12時間かけてプレゼン動画を作成しました。

5分という時間制限は、ある意味、良い尺でした。

なにせ、5分は、時間が短いので、5分間全力疾走が出来る。

そして、悪いところを紹介する時間がない・・・(苦笑)

ということで、Keynoteで、マウスでポチポチやって行くのも時間の無駄だという事で、5分ほどの動画を作成しました。

これです。

■ 5分で紹介 concrete5
http://www.youtube.com/watch?v=Qh6ebAcNRCE

プレゼン制作の手順は・・・

1. 原稿を書く
2. 声に出して読んで、時間を計る
3. リラックスして読んで、5分になるように文章をまとめる
4. 実際に自分のナレーションを録音する
5. 録音したナレーションに会わせて、画像を制作して行く

です。

使用した機材・ソフトは、

<カメラ>
Canon iVIS HV30

<音声>
Digidesign ProTools LE
Digi 002
Shure SM-63LB
Senheiser ew100G シリーズ

<素材>
Adobe AfterEffects
Adobe Photoshop
Adobe Illustrator
Apple Keynote
shinywhitebox iShow HD

<編集>
Apple Final Cut Studio

を使用しました。
なんせ、デザイナーのプロが相手なので、こっちも、気合いを入れさせていただきました。

前日は深夜2時ぐらいまで、素材を制作。

そして朝、起きてから動画を見ながら練習、そして往路にたちました。

本番は、オープンソースカンファレンスでおなじみ、XOOPSの、株式会社ザクロの早川さんもいらっしゃったし、結構リラックス出来たと思います。

こういう時に心強い、オープンソースのつながり。

しかも、Tomさん、ご自分の貴重な5分間の時間を使って、今度開催されるオープンソースカンファレンス名古屋の宣伝に時間を割いて下さり、「concrete5も居ますんで〜」と宣伝して下さいました。

ありがたいです。

XOOPSでのサイト制作は、ザクロのTomさんでお願いします。

■ 株式会社ザクロ
http://xacro.jp/

さて、本番になりましたが・・・

まあ、髪の毛をセットしていない事・・・。

実は、朝、家を出る時に、気合いを入れすぎて、ひげを剃っている時に、上唇を切ってしまい、そこの部分がドス黒くなってしまい・・・。

新調した、Usagi Project & concrete5 Tシャツを着てはりきって5分間有効に使わせていただきました。

この場をお借りして、アップルップルの山本様には御礼申し上げます。

a-blog CMS、高機能です。しかも、名古屋、同じ東海地方で頑張られております。

concrete5 のみならず、a-blog CMSもよろしくお願いします。

■ a-blog CMS – WEB制作者の為のCMS
http://www.a-blogcms.jp/

● WCAN セミナー報告

さて、実は、私、今までオープンソース関連のイベントには積極的に参加させていただいたのですが、日本で、デザイナー中心のイベントに参加させていただいたのは初めてでした。

感じたのは、オープンソースの世界との違いです。

これは、ロサンゼルスで映画制作をして来た自分が、ヒューストンでビデオ業者さんと一緒に仕事をした時に感じたカルチャーギャップと同じくらいのギャップを感じたわけです。

でも、concrete5 はこういったデザイナーさん向けに開発されている訳だし、もっと、こちらのイベントにも参加しなければ行けないなと感じた充実したイベントでした。

さて、セッション毎の感想です。

■ Session-1: CMS特集

■ 株式会社アクアリング 平野さん
http://www.aquaring.co.jp/

名古屋を中心に、数々のCMSの案件を手がけてこられた、株式会社アクアリングの平野さんが、CMSを選ぶ時のコツを話されました。

私もWEBを仕事で使い始めてから10年、そして、CMSを本格的に仕事で使い始めてから5年経ちます。

自分の経験上、お客さんにCMS導入を説明する時に「自分でサイトを更新出来ますよ〜」とか言えるのですが、平野さんほど30分でまとめてCMSの利点と、CMSを選ぶ時のコツをピンポイントでまとめられている方は初めてだと思います。

いろいろ有益なメモを取らさせていただきましたが、ここで全て公開するのはあれなので、一点だけ・・・。

CMS選定のポイントは、「できることではなく、『制約』に注視。」

です。

■ Session-2: CMS ライトニングトーク

■ WordPressをCMSとして使う場合の向き不向き

藤本さん
http://www.h-fj.com/blog/

WordPressの長所・短所を、明瞭に説明して下さいました。 WordBench 名古屋にも注目です。この8月22日、WordPressのユーザーグループである、WordBench 名古屋さんも、オープンソースカンファレンスに参加されます。

私も仕事でWordPressを利用させてもらっていたりしているので、WordPress、応援したいです。

■ Nucleusが生き残っているわけ

はなまちや 長沢さん
http://hanamachi.com/

Nucleus はCMSという分野が確立されだした当初から、末永く生き残っているCMSとして紹介されました。

■ XOOPS Cube

株式会社ザクロ 早川さん
http://xacro.jp/

前述の通り、XOOPSの早川さん。オープンソースCMSである、XOOPSの紹介をされました。

■ Session-3: クライアントから見た a-blog cms

■ a-blog CMS – WEB制作者の為のCMS
http://www.a-blogcms.jp/

有限会社アップルップルが制作する国産CMS「a-blog CMS」。

このCMS、あえて、WYSWYGをしないCMSです。

つまり、サイトを更新する方は、はっきり言って、ウェブの事やSEO対策等のことを知っている方とは限りません。それでも、きちっとした法則に則って、SEO対策を万全にして行きたい場合があります。

ということで、a-blog CMSでは、あらかじめ、サイトに載せる情報を、1つの要素として設定する事により、サイト運営者は指定されたフィールドに、1つ1つの要素を入れて行くだけで、ページを完成して行く事が出来ます。

例えば、サイトで、商品ページを作成する場合、

商品名
商品の要約
商品のサイズ
価格
商品の写真

などを、1つ1つのフィールドとして管理画面に登録していきます。

この方法は、短所と言えば、自由度がないですが、あまりサイト更新が得意でない方も、あらかじめ設定したフィールドに入力して行くだけで、SEO対策ばっちりなページが出来る訳です。

例えば、

ジェイプロジェクト硬式野球部
http://www.a-blogcms.jp/showcase/jproject.html

のホームページには、試合結果を伝えるページがついています。

これ、きちんとスコアーボード式になっています。

実は、これを他のCMSで作ろうと思うと、かなり厄介です。

でも、管理画面も簡単にデザイン変更出来るa-blogの、機能の御陰で、簡単に試合結果の情報を記入する事に特化した管理画面を、プラグインなしで構築出来るようになるようです。

実は、「自由度がない」と、デザイナーの私たちには、「不便」だと思う時があります。

でも、自由度がありすぎると、反対にサイト運営の初心者の方には大きな敷居となってしまいます。

HTMLやホームページ運営をきちっと分かっていない方が、Dreamweaverを最初から使いこなせませんし・・・。

この他にも、複数ページにわたるフォーム機能が作成出来ます。これは、この値段のCMSや、他のCMSには標準装備されていないうれしい機能です。「複数ページにわたるフォーム機能」とは、よく使われているのが、アンケートページです。

また、Dreamweaver を使ったテーマ作成を紹介。a-blogでは、a-blogがシステム処理をするところを全てHTMLのコメント要素として使っています。ですので、Dreameaverでデザイン中でも、デザインを崩す事なく、処理が可能です。

そして、かゆいところに手が届くのが、Dreameaverのスニペットをあらかじめ用意してくれているところです。これは、concrete5も見習って、Dreamweaverのスニペットを作ろうかなと考え中・・・。

ということで、a-blog CMSは・・・

・ページの種類、デザイン、レイアウトが決まっていて、変更する必要があまりない
・前述した、野球のスコアボードのように、かゆいところに手が届くカスタマイズが必要
・サイトを運営する人が、かなりの素人さんなので、決まったワークフローが必要
・管理画面のワークフローを考えるのにちょっと時間がかかるけれども、その後の更新が簡単になる
・Dreameaverとも互換性
・携帯、iPhoneにも対応

というお客さんを持ったWEB制作者さん向けです。

■ Session-4: 「bingo!CMS」で“ひらめきをドラッグ&ドロップ”

■ bingo!CMS
http://www.bingo-cms.jp/

これは、concrete5 の強敵です。concrete5 と同じように、ドラッグアンドドロップでサイトを構築して行く bingo!CMS。

しかも、画像編集機能も内蔵しています。 concrete5 でも、画像編集を行う事は出来ますが、Picnikという外部サービスを利用しています。

これは、concrete5 とbingo!CMS は良い競争相手となりそうです。

2008年8月時点で、concrete5 とbingo! CMSの長所・短所を紹介します。

concrete5のいいところ
・本体は無料
・ページ作成開始までが早い
・メニューのコンセプトがないのでメニューを作成する必要なし
・世界中にデベロッパーがいるので開発が早い
・編集履歴機能がついている
・ファイルに履歴機能がついている
・オリジナルテーマを作成しやすい

bingo! CMSが良いところ
・日本人が開発。日本特有の細かいところまで手が届く
・美容室予約システム
・不動産管理システム(開発中)
・めるまが機能(開発中)
・PostgreSQLにも対応している
・画像編集の動作がconcrete5よりも速い
・承認のメール通知機能
・75種類のテンプレートを搭載

あとは、機能的に同じような感じです。もちろんこの情報は2009年8月時点での事です。将来的に変わって来ると思います。

実は、WCANに参加して、無償ライセンスを頂きました。時間があれば自分でインストールしてテスト運用したいと思います。

■ Session-5: SOY CMSのご紹介。こんなときに使ってください!

■ Soy CMS
http://www.soycms.net/

Soy CMSが、このWCANセミナーで一番反応が良かったみたいです。

WCANのホームページには、ブログでのレポートが続々と掲載されています。

WCAN 2009 Summer ブログレポート
http://www.wcan.jp/index.php?ID=244

なんといっても、Soy CMSの良いところは2点。

・Dreamweaver との相互互換性
・学習時間の少なさ
・強力なApp機能

です。Dreameaverとの相互互換と学習時間の少なさでは、concrete5も同じかなと思ったのですが・・・、

一番魅力的だと感じたのが、強力なApp機能。

http://app.soycms.net/

お問い合わせメール処理や、お問い合わせメールが来た時に、自動的にメールマガジンに登録したりする機能や、将来、ネットショップ機能も搭載するようです。

掲示板もあります。 concrete5 は掲示板の日本語対応で悪戦苦闘しております・・・うらやましい限りです・・・。

実は、concrete5 でも、ネットショップの機能は開発中ですが、正直言って、まずは、アメリカのスタンダードから開発されて、日本版に修正・・・という形をとってしまうので、正直って時間がかかってしまうでしょう。

ですので、ネットショップをデザインにこだわってやりたいと思われている方。近々、Soy CMS で、クレジットカードのサポートは未だですが、ネットショップAppが発表される事に期待します。

てな感じで、長〜いレポートになってしまいましたが、他の人のプレゼンを見る事により、concrete5 の制約を実感し、他の人のプレゼンをじっくり見る事が出来た貴重な時間を過ごさせていただきました。

WCAN、また参加したいです〜。

おつかれさまでした。

■ Session-6: Movable Type

■ Movable Type 5
http://www.sixapart.jp/

そして、CMSの大御所、Movable Type 5 の報告です。

株式会社シックスアパートの関社長直々のMovable Type 5についての報告でした。

残念ながら、まだまだ開発中という事で、フレームワークだけの紹介でしたが、開発中画面もちょっとだけ公開。

どこまで、話していい事なのか分からないので、ここでの報告は割愛させていただきます。

てな感じで、WCANのイベント報告でした〜。

● 懇親会 & まとめ

私のセミナーの後、何人の方とお話をさせていただく機会がありました。

やはり、リリースされたばかりのCMSですので、知らない人が殆どでした。

オープンソースは、コミュニティーが広がってこそ、その進化が発揮させられますので、今はとにかく、皆さんに、concrete5 のことを知ってもらうのが一番だな〜と実感した一日です。

でも、一度に160人もの方に、concrete5 のことを知っていただく機会を頂いたことに感謝です。

WCANでは、a-blog CMS、bingo!CMS、Soy CMS様の協賛により、ブログレポートも推奨していただいたので、ブログで concrete5 の事を伝えて下さった方が結構いらっしゃっています。

■ WCAN 2009 Summer ブログレポート 一覧
http://www.wcan.jp/index.php?ID=244

ということで、感謝の意味を込めて、もう一度、協賛CMS様のホームページアドレスを・・・。

■ a-blog CMS – WEB制作者の為のCMS
http://www.a-blogcms.jp/

■ bingo!CMS
http://www.bingo-cms.jp/

■ Soy CMS
http://www.soycms.net/

さて、WCANの後は懇親会です。

これは、映画祭で自分の映画を上映してから行くアフターパーティーのような感じでした。

懇親会会場周辺に30分早くついてしまったので、今回のWCANの司会者で、CSS Niteをやられている株式会社スイッチの鷹野さんとご一緒になり、0.5次会に・・・。

そこで、今日、やっと編集が終わったサーフィン映画をみなさんにお見せしたりさせていただきました。

ま た、鷹野様からは、CSS Nite の今度のCMS特集のさいに、concrete5 の枠をいただくということで・・・、11月19日、夜7時から、銀座のアップルストアーでの「CSS Nite Vol. 41」にて、concrete5を紹介させていただくことになりました。

詳しい事は、日が近づいた時に報告させていただきます。

そして、懇親会。

セミナーの後もそうですが、こうやって、ユーザーさんと直接会って話が出来る奇怪というのはすごく貴重です。

また、CMSを開発しているみなさんとも交流が出来て、楽しいひとときを過ごさせていただきました。

Movable Type の関社長、マーケティングの方と席が隣になり、お互いの留学話に花を咲きました。

久しぶりに楽しいひとときを過ごす事が出来ました。

関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

さて、次回は、8月22日、オープンソースカンファレンス 2009 Nagoya にて、concrete5 とMyNETSを 紹介させていただきます。

よろしくお願い致します。

○ 8/22 (土) Open Source Concerence 2009 Nagoya に参加します
http://concrete5-japan.org/news/open_source_concerence_2009_nagoya/

cc common dummy placement