マーケティングのやりすぎに注意!アップルのウイルス・キャンペーンが心配

やっと仕事が落ち着きました。今日は、ゆっくり、concrete5 のユーザーサポートと、開発元との連絡等に時間をとる事が出来ました。

ということで、書きたい事が山ほどあるのですが、1つずつ押さえて行きます〜。

さて、私は、6年ほど前から、映画の編集の為にマックを使い始め、4年前から自分でもデスクトップを購入。そして、2007年に、ノートパソコンを含めた全てのメインの作業環境をマックに移行する事にしました。

詳しくは・・・

○映画編集にはMac?Windows?
http://ja.katzueno.com/2008/10/854/
に書かせていただきましたが、とにかく、アメリカでインディー映画を作って行く上で、マックを絶対に使わなくては行けなかったからです。

アメリカでのインディー映画製作現場では、マックのシェアーがほぼ100%と言っても、おおげさではないでしょう。

で も、ウェブデザインの現場では、日本、そして世界中のユーザーのほとんどがWindowsを使用しているので、マックでデザインをしていても、Boot Camp、Parallels、VM Wareなどを使用して、Windowsで、閲覧チェックをしなくては行けません。

特に日本では、まだまだマックのシェアーはないので、月間1万ヒット以上のサイトを構築する以外は、予算が限られていると、マックでのサイトチェックをしなくてもいいかな〜と、周りのWEB屋さんには言っています。

とは言っても、TIme Machineや、サーバーにアップしなくても、気軽にサイトのチェックが出来るMAMPなどのソフトが充実しているので、予算のあるWEB屋さんには、絶対Macのノートをお勧めします。

だって、お客さんのところに営業に行く時に、マックの奇麗な画面を持って行く事によって販売促進が図れますから・・・。

■ ちょっと心配になって来た、アップルのMac宣伝キャンペーン

アップルの躍進は、なんといっても最近のマーケティング戦略でしょう。

詳しくは・・・

○アップルのプレゼン術を盗め!(その1)
http://ja.katzueno.com/2008/10/819/

○アップルのプレゼン術を盗め!(その2)
http://ja.katzueno.com/2008/10/822/

○アップルのプレゼン術を盗め!(その3)
http://ja.katzueno.com/2008/10/826/

をご覧頂くと幸いですが、アメリカでは、唯一、パソコンを本格的に使いだす大学生への割引キャンペーンをしているので、$1000(10万円)以上のパソコンのシェアーではMacは圧倒的に高いマック・・・。

しかし、アメリカのアップルのキャンペーン戦略に、ちょっと勝手に危機感を感じだして来ました。

最近のアメリカのApple Macのテレビコマーシャル・・・

● Apple – Get a Mac – Watch the TV Ads – Top of the Line
http://bit.ly/oRh85

●日本版CM
http://bit.ly/3F7Pq9

に、「マックは、コンピューターウイルスの心配をする必要がないよ〜」というCMをアメリカ版を中心に、ここ数ヶ月、立て続けに出しています。これは、かれこれ、10年ぐらいアップル社が行っているキャンペーンです。

しかし、このような記事が・・・。

●「Snow Leopard」にマルウェア対策機能が搭載か
http://bit.ly/3PG7yx

つまり、マックにも、コンピュータウイルスが現れだし、これから、マックユーザーも、コンピューターウイルスに心配しなくては行けない日々が近づいて来たかもしれないということです。

■ そもそも「コンピューターウイルス」って何なの?

先ず最初に、コンピュータウイルスというものを根本から説明して行かなくては行けません。

コンピューターウイルスとは、人間が作った「ソフトウエア」です。

別に宇宙から来たとか、豚から人間界に来た訳ではありません。

同じソフトなのに、「ウイルス」と私たちが命名したのは、

【ソフトウエアの使用者が意図していない動作を実行する】

からです。それは、パソコンの中のファイルを壊したり、そのパソコンの中にある個人情報を奪ったりします。

しかし、ユーザーさんが、住所録ソフトを使って個人情報を入力し、他の人にメールしたり、「まぐまぐ」などのサービスを使って、自分の意志でメールアドレスを登録した人に向かって、メールを大量配信する事には問題がありません。

それらのソフトウエアには、「メールアドレスの登録」と「メールマガジンの配信」を、送信者と受信者が許可するというプロセスをプログラムしているからです。

しかし、コンピューターウイルスは、そのような、承認するというプロセスをすっ飛ばし、勝手に自分のパソコンのアドレス等を読み込んだり、大量に不特定多数の人間に、迷惑メールを配信したりする動作がプログラムされています。

そして、そのプログラムは、世界のどこかの人が作っているのです。

■ じゃあ、なんでコンピュータウイルスが作られるの?

じゃあ、どうして、このような「ウイルス」と呼ばれるソフトウエアを世界の人たちは作り出しているのでしょう。

理由は、以下のほとんどにあてはまるでしょう

・楽しいから(子供、もしくは子供みたいな大人のいたずら)
・攻撃する会社へのねたみ
・メール広告配信ビジネス(お金儲け)
・サーバーテロ

○ 楽しいから〜

これは、完全に、子供のいたずらです。

私の周りに、子供の時にどえらいことをして、FBIに睨まれている(らしい)30代知人が居ます。

彼からその時の状況等を聞いたのですが、これは、どう考えても、いたずらっ子の子供の心理状態と同じだと感じました。

小学校の子供等は通学路とは違う道で帰りたかったり、立ち入り禁止の池で遊んでみたくなったり・・・私有地の竹やぶで、遊びたくなります・・・・。

あくまでも、例です。私の個人的な見解ではありません(苦笑)

それが、コンピュータになって、ネットワークになっただけ・・・なんですね。

ただ、そのいたずらというのが、他人の私有地の竹やぶじゃなくて、大手クレジットカード会社の顧客の支払い情報をやりとりしているネットワークだったら・・・。

ある意味、子供が、原子力発電所のコントロール室に入り込んで、そこで野球をしたい・・・といった感覚でしょうか・・・。

子供は、物事を吸収するように出来ています。それが、良い方向に導くと学習力につながります。

大人よりも好奇心や探究心が旺盛です。それは、そういうふうに成長する様になっていますからね。

ということで、大人に「ここに絶対、入っちゃいけませんよ!」と言われると、どうしても、そこに入って遊びたくなる・・・ということで、入って、遊んでいるつもりが、実はえらいことになってしまうという事です。

○ 嫌いだから

さて、なんで、Windowsのパソコンにはウイルスが多いのでしょう。

世界のパーソナルコンピューターの市場をほぼ独占している、Microsoftが嫌いだから、という理由でウイルスを作っている人もいます。

人間には、成功している人を見て、自分があまり成功していないと、妬みます。

私も、普通の人間ですから、「なんで、こんな能力しかない奴が、こんな大予算の映画を作れるのかな〜」とか「なんで、こんなにWEB制作の知識がない奴が、○○万の金を稼いでるんだ〜」と思う時があります(苦笑)

まあ、私の場合は、開き直って、人とは違う道を歩んで行くと思っているし、実際に、お金だけではない幸せをもらっているので、大丈夫ですが・・・と自分に言い聞かせて、犯罪には走っていませんが・・・(苦笑)

でも、世界には、67億人いますので、その中には、会社を妬んで困らせようと、ネットワークから攻撃したり、その会社のソフトを使っている人に危害を加えたりしたいようになります。

結果的には、これらの事をして、会社を困らせようとすると、小さな会社では打撃を与える事が出来ますが、大きな会社だと、「セキュリティー産業」なるものが誕生し、また、お金儲けが出来る産業が出来てしまいました。

ウイルスをねたみで作っている人は、最終的に、犯罪者として隠れ続け、ウイルスを作り続ける事に時間を費やし、その反対では、数千億のお金を儲けることができる人々を作り出しています。

● セキュリティ市場:3分野ですべて2桁成長、2011年に1兆円市場に–IDC調べ
http://bit.ly/OODqH

まあ、この世の中から、災害と犯罪は一生なくならないので、仕方がない事ですね。

そして、私も、その御陰で、サーバー運営のセキュリティー対策をある程度自分で把握し、できるようになってしまいました。

○ お金儲け

ということで、最近、勢力を伸ばして来たのが、ここの方たちです。

最 近の迷惑メールや、サイトのコメントに書かれるアダルトコメント・・・。時々、友人のメールアドレスを語っていたりします。また、Live Messenger 等のチャットソフトに登録している友人のアカウントや、最近では、友人のTwitterアカウントから、迷惑メッセージが届く様になって来ました。

こ れは、フィッシングサイト、もしくは、悪意のあるサービスが、ユーザーの各サービスの個人情報を、めちゃくちゃ小さい利用規約の一文を加えて合法的に同意 した合法的なサービスや、非合法に取得したユーザーのSNS関連サイトから連絡先を入手し、そのユーザーの知人に送る手口です。

これは、コンピューターウイルスではなく、ちょっと手口が違いますが、セキュリティーという大きな枠には当てはまります。

そ して、私の運営しているお客さんのサイトのブログ等に、アダルト広告や、このエキサイトブログでも、アダルト広告コメントが頻繁に投稿された時期がありま した(当ブログでコメント欄を停止した一番の理由です・・・忙しくなって、削除したり承認したりする時間が無くなって来たので・・・)

そして、それらの発信源は、実はある程度、逆探知出来ます。

そして、その迷惑メッセージの発信源が、最近は日本のみならず、韓国・中国からも、日本語のアダルト、漢方薬などのメッセージが送られてくる様になりました。

これは、日本の業者が中国や韓国に・・・、もしくは中国や韓国で日本語が出来る業者が、ソフトウエアを自作して、大量にコメントを投稿出来るソフトウエアを作成したり、時には中国の安い労働力を利用して手動の人界戦略でメッセージを送信しているからです。

しかし、中には、日本国内の各地から、プロバイダー業者が全く違うところから、全く同じ迷惑メッセージを送ってくる事象が発生しています。

これが、コンピューターウイルスである可能性が高いです。

いろいろな人のパソコンが、迷惑コメント、迷惑メールソフトに 感染 = 知らないうちにインストール され、自分が知らないところで、こういった迷惑コメントや迷惑メールを送信する土台に使われてしまいます。

ウイルスが入って、動作が遅くなった・・・という経験を最近された方。高い確率で、そのようなアダルトメッセージの配信を、ご自分のパソコンがされている可能性があります。

○ サイバーテロ

まあ、この話は省略しますが、テロリストなどが、国家や企業等に攻撃を仕掛ける為に、ウイルスをいろいろな人のパソコンに、いろいろな手を使ってインストールさせ、攻撃コマンドを送るという感じです。また、ただ単にメールを発信したりするだけのソフトもあります。

中には、このようなソフトウエアを同意の上、インストールし、攻撃をすると言った団体もあります

● 観光業への悪影響配慮=イルカ漁で太地町と姉妹都市停止−豪ブルーム市長
hhttp://bit.ly/1BKxkM

しかし、そのほとんどが、匿名で、しかし大規模な攻撃を特定の期間に行いたい時に、他人のパソコンを勝手に乗っ取って、ソフトウエアを隠れて実行しています。

● 軍の公式サイト、オープン早々にハッキング被害—中国
http://bit.ly/foYoI

の8月27日周辺にご自分のパソコンが動作が遅くなった場合、もしかしたら、ご自分のパソコンがウイルスに感染し、中国軍のサイトを攻撃していた「かも」しれません。

■ とにもかくにも、Windowsが数が多い

とにもかくにも、いたずらでも、妬みでも、お金儲けでも、テロでも、規模を大きくしたいのが、これらのウイルスを作る人すべてに共通している事です。

そして、世界で一番シェアーが高い、Windowsが、一番の標的になっている訳です。

ただ・・・。

■ 気を付けないと、Mac も「その時」がくる?

その前に、先ず最初に、Macで、Windowsを走らせている方。

Macを使っているからと言っても、Windowsマシーンですので、ウイルスに感染します。

Windowsを使用している人は、絶対に、ウイルス対策ソフトをインストールしましょう。

個人で利用されている方は、無償ソフトが使用出来ます。

● AVG Free Edition
http://bit.ly/1BF0m

● avast! Home Edition
http://bit.ly/2bT931

また、これらのソフトは、動作が結構軽いので、有償版をお買い求めでもおすすめです。私は、 AVG のボリュームライセンスを、お客さんと共同で購入させていただきました。

そして、この記事の冒頭で紹介した、アップルの「ウイルスの心配ない」マーケティングキャンペーンと、最新版のOSに、ウイルス対策の策を講じなければ行けなくなった矛盾・・・。

コンピューターウイルスは、人が作るものです。

そして、人1人が作りたいと思えば、マック版でも簡単に出来てしまいます。

ただ、コンピューターウイルスを作りたい人は、上記の様に、大量に効果があるWindowsに流れて来ましたが、マックが売れ続けると、将来、マックでもコンピューターウイルスが現れて来ます。

ん で、iPhoneで、かなり認知度が高くなり、シェアーも多くなって来たMac。反対に、上記のようなCMをみた、「楽しいから」ウイルスを作っている作 者に、「おお、こんなにアップルが、ウイルスを作っていないって宣伝するから、反対にウイルスを作ってやろう〜」と思うかもしれません。

このアップルの宣伝は、マイクロソフトの欠点をつっこんでいる、いわいる「ネガティブ・マーケティング」です。

昔、アップルは、マイクロソフトに大差に負けていた小さい企業でした。今でも規模的にはマイクロソフトの半分以下ですが、それでも、マイクロソフトの規模の半分まで追いつめて来ました。

大きくなって来た = マイクロソフトの様に、アップル社を嫌いになってくる人が増える

になりそう・・・。

だから、そんな人を挑発するような、マーケティングは、そろそろ終わってほしいと思う、今日、このごろでした〜。

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