アップルの新型タブレット?電子書籍の向かう姿

昨日、私が創刊当初から購読させてもらっている「日刊デジタルクリエーターズ」の記事の中で、KNN神田敏晶さんが、興味深い記事を書かれていました。

神田さんは、1995年、私がまだ学生時代に、VJ (Video Journalism)のスタイルを確立された方です。

今までジャーナリストは

・記者(取材)
・デスク
・編集長
・出稿
・デザイン
・校正
・出稿・(組版)・印刷
・配送
・配達

という、最低9つのプロセスを踏んでいました。また、テレビのニュースでは

・記者(取材)
・レポーター
・編集
・デスク
・報道部長
・アナウンサー
・全国送出(地方局向け)
・再送(地方局が)
・(ケービスや衛生)
・受信

と9つぐらいのプロセスを踏んでいます。

しかし、神田さんは、1995年に

・取材、カメラ、編集、配信

をすべて一人でこなしてしまうという、いわば報道の究極のコスト削減を実際にビジネスとして確立された、日本の第一人者です。

人件費だけでいうと、10人 x 500万 = 年間 5000万 のコストを大幅に削減するビジネスモデルのきっかけを作った方です。

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2年前にロサンゼルスの英語雑誌の編集長となったとき、神田さんのジャーナリズム精神の影響をかなりうけたといっても過言ではないでしょう。

ひょんなことから、ロサンゼルスの小さなエンタメ地方雑誌の編集長に任されたとき、採算を度外視してまでも、昔ながらの編集体制にこだわっていた編集陣。

まあ基本的に予算がなかっただけなのですが・・・大幅なコスト削減をすることが出来、生き延びることが出来ています。

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ということで、ロサンゼルスの小さな雑誌を救った神田さん(本人は知らないでしょう(笑))ですが・・・、昨日の記事で、編集者として興味深いことを述べられていました。

■KNNエンパワーメントコラム 2010年Time,Inc.の提案する雑誌の未来図は、マルチメディア時代のまま/神田敏晶
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20091207140500.html

ここで、神田さんは、「Sports Illustrated」という、アメリカで一番大きいスポーツ専門誌が、「未来のタブレット形 Sports Illustrated」というデモ動画をYouTubeに公開したことを紹介しています。

この「Sports Illustrated」ですが、アップル社はiPhoneの基本ソフト新製品発表する時、彼らに数週間早く新製品情報を伝え、デモ製品の作成を依頼していた会社の1つです。

ということは、「Sports Illustrated」の運営会社であるタイム社は、アップル社とNDA(秘密保持契約)を結んで、アップル社の新製品情報をいち早く手に入れられる立場にあるわけです。

その「Sports Illustrated」の未来に対する提案デモなので、おそらく、アップル社未発表の新型タブレットPCの構想がかなり含まれているのではないかと思います。

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と もかくも、詳しくは神田さんの記事を読んでいただければ幸いですが・・・神田さんは、この「Sports Illustrated」のデモから、何も変わっていない出版社のイノベーションですが、ネットの躍進によって、ちょっと今回は違ってくるぞ・・・という ことを提案されています。

「インタラクティブ性」や、「動画が見られる」なんてのは関係ありません。

キーワードは「検索機能」「共有embed機能」「ネット連携機能」「通信機能」「アフィリエイト機能」です。

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■KNNエンパワーメントコラム 2010年Time,Inc.の提案する雑誌の未来図は、マルチメディア時代のまま/神田敏晶
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20091207140500.html

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いやはや、今、とあることを計画中ですが、神田さんの記事で、メディアの未来の姿に対する私の予想が現実のものとなってきました。

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