誰でも陥る Facebook ページ運営の致命的な初歩ミス

最近、たくさんの人が、 Facebook ページ(旧名ファンページ)での致命的な初歩ミスを犯し続けているので、ここで、ブログ記事に。

当たり前なのに、当たり前じゃない。自分でも取り返しの付かない間違いをしてしまったので、みなさんにはそういう間違いをしないように気をつけてくださいませ。

以前にも

● Twitterの失敗を繰り返すな! Facebook を使いこなすために抑えたいポイント
https://ja.katzueno.com/2011/01/1976/

という記事を書いていますが、まだまだ Facebook の使い方を理解されていない方がいらっしゃいます。 Facebook の基本は、学校の同級生・同窓生同士が連絡を取り合うためのコミュニケーションツールである基本を忘れてはいけません。

■ Facebook ページ運営で誰でも犯す致命的な初歩ミス

先ずは Facebook が携帯メールと同じように、先ずは個人間から始まったコミュニケーションツールであるというこを肝に銘じてもらった上で、Facebook には、グループや学校、会社などが、Facebook上での公式ページとして、商用でも持てる「ページ(旧名:ファンページ)」が存在します。

そこで、私でも犯してしまった単純・・かつ重大なミスを紹介します。それは

■ 「ページの名前」

事の発端は、今年の初め、私の個人 Facebook ページを作成する時にさかのぼります。

私の Facebook の個人プロフィールは、 Facebook のルールに則り、現実世界で本当にお付き合いがある人のみ限定で友だち申請を受け付けています。

しかし、少なからず有名になってくると、Facebook でのフレンド申請が止まらなくなってきたので、公用に個人の公式ページを作成しました。

● Katz Ueno (YokosoNews) : 私の個人 Facebook 公式ページ
http://www.facebook.com/KatzUeno

今では850名近くの方に「いいね!」していただいています。ありがたいです。

なんで、この名前が致命的なんでしょうか?

このページを作る際「やっぱ、 YokosoNews の Katz だから、(YokosoNews) って名前つけよー」って思って、つけたのです。

600人くらいになって気が付きました。

「あ、もしも YokosoNews を辞めた時、どうなるんだろう〜。やべえなー」

ということで、Facebook のページの名前を変更しようとしました。

が!

「Facebookページの名称を変更・編集オプションは、「いいね!」している人の数が100未満のページでのみ利用できます。」

がーーん。「いいね!」の数が100を超えると、名前の変更ができない!(1文字も!)

実は、2010年10月以前では、ページの名前を一度決めると変更すら出来なかったのですが、昨年の10月から、「いいね!」の数が100を超えるまで、名前の変更ができるようになりました。

● Facebook Limits Page Name Changes To Those With Under 100 Fans
http://www.allfacebook.com/facebook-limits-page-name-changes-to-those-with-under-100-fans-2010-10

これには Facebook 側にも、きちっとした理由があります。

別名やコンテンツでどんどんと「いいね!」を増やしていき、突然、名前やコンテンツを変えるという詐欺や詐欺まがいの行為、転売などを防ぐ為です。というか、実際に過去にそうしたケースが発生した為、このような規制を設けました。

100名以下であれば、「試行期間」であるので、名前の変更もいいだろうということでしょうか。

つまり、私は、事実上、一生 YokosoNews の Katz でないといけなくなってしまったのです ( ;∀;)

■ 後で気がつく致命的な失敗

実はこれ、Facebook をやり始めたときはどーでも良いんですが、後で気がついた時にしまったと思ってしまうのです。

● ケース1:日付「第○回」や「平成22年」「2010年」とつけてしまう

これ、致命的です。せっかく、100名以上、「いいね!」してもらったのに、次回や来年以降でも「2010年」のままになってしまいます。毎年新しいページを作り続ける覚悟があれば良いのですが、そんな勿体無く面倒くさいことはするべきではありません。

というか、元々、イベントごとに Facebook ページを作るのは効率的ではありません。時間があったら詳しく話しますが、 Facebook には「イベント機能」と呼ばれる機能が付いています。

ページはイベントごとではなく、母体の運営団体として運営するのが一番です。

● ケース2:キャッチフレーズを入れる

ホームページ時代の SEO の時の癖でしょうか。

100名超えると、変更できなくなるので、そのページでは一生、そのキャッチフレーズを見続けなければいけません。

いいねをしている人から見ても「ここは変わりのない(成長しない)」ページなんだな〜と飽きられます。

● ケース3:お店や会社の所在地を入れる

これも、ホームページ時代の SEO の時の癖でしょうか。

なぜだめかというと、経営されているお店や会社が将来移転し、その時に100名「いいね!」が超えていれば、元の住所のままになってしまいます。

例えば、支店があって、その支店専用のページだとか、地域ページだったら話は別ですが、ほぼ、確実に地名を Facebook ページの名前に入れてはいけません。

「四日市と書いてありますが、今は鈴鹿市です」とか「名古屋に移転した「四日市のカレー屋」です」とややこしくなってしまいます。

特に 1000人〜2000人 の「いいね!」を集められたお店の人とか・・・最初からやり直しですよ〜 (´;ω;`)

● ケース4:業種を入れる

これも、ホームページ時代 SEO の癖でしょう。

商売って絶対変わります

ヘアーサロンでも、エステを始めたり、居酒屋でも、カクテル入れたり内装をちょっとおしゃれにしてダイニングバーに業種変更したり・・・。そんな時でも「美容師」や「居酒屋」の部分は変更できずに、昔のお店だと思い込まれ続けてしまいます。

特に、Facebook ページではそういう変更をしたときにこそ、「いいね!」をしてくれた常連客に知らせたいのに、名前の部分が変更できないので、常連客を混乱させてしまいます。

「すいませんが当 Facebook ページ名は「美容師」だけですが実はエステも始めました」「ダイニングバーに改装した「居酒屋 ○○」です」と言い続けなければいけません。

■ 基本に戻る:「名前」の部分は「名前」だけ

というか、Google さんや Yahoo さんのおかげで、私たちは、名前に所に、いろんな「おまけ」を入れることを刷り込まれましたが、 Facebook ページでは、「名前」には本当に名前だけを入れておきましょう。

これ、数年後に「しまったー」と思ってしまう致命的なミスです。

やっぱ、基本に戻りましょうよ〜。