大阪デパート、正月に放送禁止用語を店頭POPに

私の運営する YokosoNews 視聴者からのご指摘です。

なんと、世界最大のゴシップサイト Gawer.com に、日本のデパートのとある店頭POPが掲載され、その記事が、今の時点で74万人に読まれ、Facebookいいねも8万近くあるとのこと!

注)事の重大さを示すためにこの記事は放送禁止用語を使用しています

■ Japanese Department Store May Want to Look Up the Word ‘Fucking’
http://gawker.com/5874304/japanese-department-store-may-want-to-look-up-the-word-fucking

また、米AOLが運営するニュースブログサイト、Huffington Post でも記事が掲載され

■ “Fuckin’ Sale”: Japanese Department Store Offers Unusual Deal
http://www.huffingtonpost.com/2012/01/11/japanese-department-store-sale-sign_n_1200068.html

こちらでも1000回以上、いいねされております。

これは、非情にマズイ。

デパート様が使われた、エフユーシーケーという英単語は、放送禁止用語です。

どれだけ放送禁止用語かというと、アメリカ、地上波テレビでこの言葉を言っちゃうと、解雇です。

このブログで放送禁止用語をあまり書きたく有りませんが、英語が分からない方にとって、この言葉がどんなにマズイ言葉などかを理解していただくために、日本で同等程度の悪い例や放送禁止用語などを使わせて頂きます・・・。

重大さレベルでは、某テレビ局で間違ってテロップをいれてしまった「セシウム君」レベルです。この番組では、間違っただけでは済まされず、番組が休止になり、沢山の人が解雇されました。

もっと具体的に言いますが、「fuck」の放送禁止用語の禁止度は「お○んこ」ぐらいです。

アメリカでは、「f**ck」の台詞を使う映画は、基本的に、16歳未満は見れない R15 指定が付きます。

しかし、良くも悪くも、そういうギャング物映画や音楽を見た日本人の方が、「ギャングやヒップホップで使っているからかっこいいじゃん」的にオブラートに包まれた形で受け取ってしまい、多用している人が多いです。

10年前、アメリカから一時帰国した時、金曜夜にやっている生放送歌番組で、日本のヒップホップグループのラップ曲に「F**k」が使われ、テロップで堂々と表示もされていて、かなり恥ずかしい思いをしました。

おそらく、このデパートの広告を作った人も、そういった心ない格好つけのアーティストの言葉遣いを真似て、「f**kはクールな言葉やんけ〜」と思って使っているかもしれません。

みなさんも「fuck」という言葉を使う時、一度、自分も胸に手を当てて考えてください。

もし、有名人が「『お○んこ』連発するとカッコイイよ」と言ったら他の人はモラル的に使ってもいいのでしょうか。

また、この店舗では、この騒動から、Fuckin’ Sale を F**kin pack などと伏字にして対応しているようです。

ということは、小学生や、PTAな親御さんに「『お○んこ』を『お○んこ』に伏字にしたから、店頭POPで掲示していいですか?」と聞いてみてください。

<関連記事メモ>

■ Mortified Japanese Department Store Cleans Up ‘Fuckin Sale’
http://gawker.com/5875479/mortified-japanese-department-store-cleans-up-fuckin-sale

■ 日本の「FUCKIN’」セールに外国人の皆様が驚愕! 日本っておバカさん!?
http://youpouch.com/2012/01/15/50419/

■ Fuckin Sale on Laissez Faire Club
http://thestonerecords.blogspot.com/2012/01/fuckin-sale-gawker-uk-laissez-faire.html