おそらく、世界でデジタルメディアのトレンドをいち早く捉え、月間4千万アクセスのあるマッシャブル(Mashable)。世界のオンライン動向をいち早くキャッチできる貴重なサイトです。
Twittter や Facebook をセミナーで教えている人が「自称コンサル」か「本物コンサル」か見分けるのには、その講師の方が「マッシャブル」を知ってるか知らないか聞いてみたらいいでしょう。
マッシャブルを知らないと答えた講師のセミナーに当たられたら、「自称コンサルタント」とみなして、返金をお願いしましょう(マジで)
ともかく、そのマッシャブルが、この1ヶ月でもっとも「共有された」YouTubeビデオ20選を紹介していました。
私はこういう記事を読みつづけることによって、三重県四日市市でも世界レベルの品質やインスピレーションを得ることが出来、 YokosoNews でのコンテンツ作りに役だっています。ネットの世界は便利ですね〜。
ともかくも、そのマッシャブルの記事から、ユーザーやミュージックビデオではなく、企業やプロが、ネット専用の広告や作品として公開した中で一番「共有」されたトップ20の記事を紹介していました。
視聴者数ではなくて、「共有されている」というのがミソです。
今回は、自分がどうやって、世界の最新情報をネット上でチェックしているかをお見せします。興味のある方は他の20本のビデオもごらんになることを押す勧めします。特に「自称」から「本物」になりたいコンサルタントの方は( ̄ー ̄)ニヤリ
● サムソン・フランス「Galaxy SII」ネットCM
http://www.youtube.com/watch?v=zyMfpJh3h4A
サムソンが発売しているスマートフォンのフランスでのCM。実際の機体は全然見せずに、パフォーマーだけで表現する。シンプルで、日本の企業さんはこれくらいの勇気はあるでしょうか。2011年5月16日の公開から2ヶ月も経たないうちに、250万回視聴されています。若者にはうってつけですね。
● イギリス・新興オペラ「TWO BOYS」ネットCM – 「Can I Be Your Friend?」
http://www.youtube.com/watch?v=aDycZH0CA4I
これは、英語がわからないと難しいかもしれませんが、新興2人オペラのCMです。Facebookでやっていること、他人に写真を見せたり、その人の独身ステータスを聞いたり、女の人に Twitter アカウントを聞いて、マジで「フォロー」するというビデオです。
なんでも、そういうネット上の危険さを表現する劇みたいですね。このビデオのおかげで自分はイギリスの演劇を知ってしまいました。ネットは恐ろしいですね〜。
● Google Chrome: ジャスティン・ビーバー
http://www.youtube.com/watch?v=xN68sT2Xt1M
Google のコマーシャル。小さい頃から YouTube にビデオをアップロードして、ネットが者ごごろついた頃から会ったアイドル、ジャスティン・ビーバーをモデルにした CM です。
● Don’t Talk – Angry Voicemail (Uncensored)
http://www.youtube.com/watch?v=1L3eeC2lJZs
これも英語が分かる人じゃないと面白く無いですが、テキサス州オースティンの映画チェーンが、お客さんから掛かってきたクレーム電話・・・しかも酷い内容のものをそのまま CM にしています。字幕があるので分かるかな。
内容は、女性客が、劇場で携帯メールを打っていたら、係員に退場させられ、お金を払ったお客にする態度かというメッセージの後に、最後に「ルールを守れない人は2度と来館しないでください」というメッセージがだしています。面白いですね。
● Ken Block’s Gymkhana THREE, Part 2; Ultimate Playground; l’Autodrome, France
http://www.youtube.com/watch?v=4TshFWSsrn8
これは、若者・・・男の子が好きな車のスタントビデオ。カッコイイですね〜。ネットのビデオが可能にしたことは、こういう短い商業ビデオのカテゴリーを可能にしたことです。
このビデオを制作するにはかなりお金がかかります。ただ、ビデオパッケージとして販売するには60分とかの長さにしなきゃいけません。ということは、同じクオリティーのスタントをいくつかやらなければならず、その分余計コストがかかってしまい、リスクも高くなり難しくなります。
ただし、YouTube のおかげで、 CM や テレビ番組よりも自由な表現ができる媒体のおかげで、このようなビデオが流通するようになりました。時々、映画館にいくよりも、こういうネットビデオを見ていたほうが良い時がありますが、ネットビデオが、クリエーターの新たな表現の場所を与えてくれ、そして、その表現力を世界に向けて磨く場として発表した例の一つです。
● Danny MacAskill – “Way Back Home”
http://www.youtube.com/watch?v=Cj6ho1-G6tw
前述のビデオは、車のレースという激しいスポーツ。こっちもマウンテンバイクで激しいスポーツですが、ムードのある曲に載せて、テクニックと街並み、自然のハーモニーを醸し出させています。
一つ前のビデオとこのビデオは、スポンサーが付いています。このビデオはエネルギードリンクの Red Bull です。しかし、彼が Red Bull を飲んでいるシーンは、7分54秒の中で数秒だけ。
こういうビデオって、東京とか企業のショールームや展示会に行かないとめったに見れなかった映像です。
そのような映像を、企業や、スポーツアスリートが公開できる場所が出来たということは凄いことですね。これからは都市だけではなく地方に向かっても、都市のショールームや展示会並のプロモーションが出来る可能性を見せてくれます。
● Seagull stole GoPro
http://www.youtube.com/watch?v=rIu5B3Fsstg
最後に・・・。ちょっとマニアックなものを・・・。これは、マニアックな方にしか分からないかもしれません。
「GoPro」という、ヘルメットや車、スキーやサーフボードに取り付けて HD 画質のビデオを撮影する専用の小型デジタルカメラがあるのですが、その販促ビデオ(?)です。カモメが、 GoPro カメラを盗み、撮影しながら飛んでいったというビデオです。
アマチュアビデオのように YouTube のプロフィールを細工していますが、ワザと素人っぽく演出絵したビデオです。2百万回再生されています。ここで視聴者が「GoProってなんだ?」と検索してくれれば勝ちなんですが、おそらく、それなりの結果が出ていることでしょう。
ということで、みなさんも、こういったインスピレーションを受けるよう訓練されてみてください。