かなりマニアックなブログ投稿です。最近、ヤマダ電機さんで、「Baffalo (バッファロー) WHR-G301N」という無線ルーターが1台 1,980円 という割引販売をしていたので、衝動買いしました。
屋外 / 施設でのインターネット利用、Ustream などのネット中継につかえる中継機能
自分の事務所では、電話線の場所と部屋の場所がちょっと離れ LAN ケーブルをひくのば面倒くさいので、無線 LAN で飛ばしています。
また、先月、四日市商店街で開催した「第1回 四日市発もっとネット大作戦」でネット中継や Facebook パソコン講座を開催する際、近くにあったお店のインターネットを拝借し、道の真ん中で使用するためにこの中継機能を使用しました。
屋外や屋内イベントでのインターネット回線敷設の手間を省いたり、 USTREAM 中継に大活躍する中継機能。
【ひかり / モデム】 → [有線] → 【無線LANルーター / WHR-G301N】→ [電波] → 【無線LANルーター / WHR-G301N】 → [有線 / 無線] → 【各パソコン】
という緑色の部分の接続をうまく行う方法です。
親機と子機の間の電波のやり取りが1回線だけなので、電波の混信も防ぐことができ、特に安定した回線速度が必要なネット中継などに威力を発揮します。
「上級編」の方法は、メーカーが示した AOSS 簡単設定での中継設定がうまく行かなかった場合にも使えます・・・ややこしいですが・・・。
Baffalo のエアーステーション中継機能が搭載されている無線 LAN ルーターを2台用意する必要があります。自分は、「WHR-G301N」を2台購入しました。
※ 情報は 2012年4月4日時点での情報です。
初級編
1台目はインターネットのモデムなどに接続する側、2台目を中継機能を使って遠隔地で有線 LAN を設定する側とします。
- 1台目を普通にインターネットに接続する設定を行う
- 2台目を電波が届く範囲内に設置
- バッファローの説明ページのとおりの設定を行う
- 2台目に有線 / 無線でパソコンなどを繋げて完了
さて、上級編です。これは、SSID などを好みの SSID などに変更したい場合や初級編がうまく行かなかった場合に行ないます
上級編
SSID を任意なものに設定したい方や初級編でうまく行かなかった方
1台目はインターネットのモデムなどに接続する側、2台目を中継機能を使って遠隔地で有線 LAN を設定する側とします。
1台目(親機)の設定
- 電源 OFF
- 本体背面の「ROUTER」スイッチを「ON」にしたままにする
- 電源 ON
- パソコンを親機に有線 LAN 等でつなげる
- 管理画面にログイン
- デフォルトでは「http://192.168.11.1」で、ユーザー名は「root」で、パスワード欄は空白
- インターネット接続設定を行う
- お好みで、SSID や無線 LAN パスワード等を設定を変更
- デフォルトの設定(本体裏のラベルに書いてある)設定でも構いません
- オススメ設定は
- 無線機能:「使用する」をチェック
- ANY接続:「許可する」をチェック
- 無線チャンネル:自動
- 倍速モード:40Mhz
- 隔離機能:使用しない→「使用する」にチェックしない
- SSID:好きなように設定
- 無線の認証:「WPA/WPA2 Mixmode」
- 無線の暗号化: 「TKIP/AES Mixmode」
- WPA-PSK(事前共有キー):好きなパスワードを入力
- Key更新間隔:60分のまま
- メニュー「無線設定」- サブメニュー「エアーステーション間設定」をクリック
- 「エアステーション間接続機能」を「使用する」にチェック
- 「親機/子機指定」を「親機」に設定
- 「設定」ボタンを押す
- 終わり
2台目(子機)の設定
先ず最初に、SSID や 無線パスワードを任意なものに変更してから、親機の SSID と無線 LAN パスワードを入力し、強制的に中継機能をオンにします。
- 電源 OFF
- 本体背面の「ROUTER」スイッチを「ON」にする
- 電源を ON
- パソコンを子機に有線 LAN 等でつなげる
- 管理画面にログイン
- デフォルトでは「http://192.168.11.1」で、ユーザー名は「root」で、パスワード欄は空白
- 管理画面で、子機用の SSID や無線 LANパスワード等を好きなものに変更
- デフォルトの設定(本体裏のラベルに書いてある)設定でも構いません
- 1台目のオススメ設定を参考に
- メニュー「無線設定」- サブメニュー「エアーステーション間設定」をクリック
- 「エアステーション間接続機能」を使用するにチェック
- 「親機/子機指定」を「子機」に設定
- 親機の「SSID」「無線の認証」「無線の暗号化」「パスワード「WPA-PSK(事前共有キー)」」情報を記入
- 1台目をオススメ設定にした場合は以下のようになります。実は Mixmode というのは、どちらも使えるので、「WPA2」でも「AES」でも接続されます。
- 無線の認証「WPA-PSA」
- 無線の暗号化「TKIP」
- パスワードは自分で決めたはずです。
- 「設定」ボタンを押す
- 電源 OFF
- 本体背面の「ROUTER」スイッチを「OFF」にする
- 有線で繋げたい機器をつなげる
- 電源 ON
- 終わり
これで、確実に中継機能を使用することができます。
詳しく説明すると、子機は、ルーター機能を OFF にした「ブリッジモード」で動いています。
しかし、子機の設定を変更するには、子機の管理画面にアクセスするのが必要なので、SSID やエアーステーション中継のなどの設定を変更するときだけ、ルーター機能をオンにする必要があります。
ルーター機能の ON/OFF は、電源が切らないと有効になりません。なので面倒くさい作業が必要になります。
しかし、時々 AOSS 簡単設定で、子機と親機がまちがって設定されてしまったりとうまく働かない場合があるので、上級編はややこしいですが、確実に中継機能を実現できます。
外部リンク
- バッファロー製品 ページ
- Amazon (2012/4/4 時点、送料込みで最安値)
- カカクコム
- 楽天