銃乱射事件のコロラド州など、米で銃の売上増

米時間 2012/7/24 アメリカのニュースで、コロラド州を始めとする全米での銃の売上が激増している報道がされました。先週金曜日早朝深夜に発生した、バットマン最新作ロードショー初日の劇場で、銃乱射事件が起き、12名が殺害された事件がきっかけです。そして、公共ラジオPRIのニュース番組「The World」によると、銃規制などを叫ぶ声は比較的穏やかだとのことです。

気になるニュースが、日本ではロンドン五輪の盛り上がりなどで、全然取り上げられていないので、急遽、取り急ぎ、報告します。

ワシントン・ポスト紙の記事や、公共ラジオニュース NPR の記事によると、事件の発生したコロラド州では、銃撃事件のあった週末に、2,887名が銃購入のための身辺調査を申請したとのことです。これは、普段の週末の平均よりも 25%増。そして前の週よりも43%増となったようです。

理由は、自分の家族が同じような境遇に陥ったために自衛をするためだということです。シアトルのある街では2倍の申請。フロリダでは金曜日に2,386名で前週比14%増、オレゴンでは、金・土の前月比11%増。カリフォルニア州では前月比10%増とのことです。

FBI によると、6~7月は銃の販売は落ち着いているので、これほどの増加は珍しいとのこと。

日本とアメリカの温度の格差。そして、クレイジーな人間は、クレイジーだから、自分自身が守らないと・・・と思っている人が多いようです。

しかし、アメリカの公共ラジオはしっかりしています。2012/7/24 公共ラジオ局 PRI のニュース番組「The World」では、トップニュースとしてイスラエル銃規制の事情日本の銃規制の事情を紹介しており、日本では、アメリカのように銃の誤射により何百人もの人が亡くなっていないなど伝えられています。