2014年11月25日、名古屋東急ホテルで開催された、AWS Cloud Roadshow 2014 に行きました。久しぶりに、黒いスーツ族の人が集まるイベントに参加しました。最近、 concrete5 でも、 AWS を使って使いたいという要望が増えてきたので、自分でも AWS を知るためにやってきました。
昼間のお固いイベントから、JAWS-UG 名古屋 による LT 大会まで、内容の濃いもので大満足!
concrete5 は楽しいイベントを企画していますが、近い将来、このようなホテルの会場を使ったイベントを開催してみたいものです。
今日はイベントの感想というよりも、自分自身が思ったことをイベント中にちょっと書きためたもので、「これを concrete5 でどう扱っていくんだろう」という視点で考えていたメモ書きとなります。
※ 以下 iPad でメモ程度に書き、誤字・脱字チェックを十分にしていません。予めご了承ください。
基調講演「クラウドで拓く明日のビジネス」
アマゾンデータサービスジャパン株式会社、代表取締役社長の長崎さんの基調講演。ここでお話しされている内容は、すでに存じ上げていることが多かったので、これを機会に、エンタープライズ向けのお客さん向けに、どう AWS がアピールしているか、プレゼン術を知るためにメモを取りました。
トレンドの強調
基調講演のさわりに、今朝、日経新聞でクラウドの記事があったというきょうちょうをされました。3回ぐらい強調されました。スーツ族の人には日経新聞や系列のテレビ東京のニュース番組を取り入れ、自分たちのビジネスは、経済の風潮に乗っているということをアピールされています。3回ぐらい強調されたのは狙ってくりかえしたのでしょうか・・・。
もちろん会社の事業自体が世界のトレンドに乗っている必要があるのは大前提です。その点、 concrete5 は大丈夫。オープンソースによるクラウド開発を行って世界中の人々とイノベーションを続け、モバイル優先な開発を続けて、最近のバージョン 5.7 では大変革を遂げました。そして、大きな変革を遂げるために、アップグレード互換性がないという英断を行いました。なので、concrete5 も時代の風潮に乗っている CMS だと言えます。
インフラのイノベーション
ビールの醸造所が昔は発電機を持つ必要であったが、今は中央発電所と送電網のおかげで、各ビジネスは発電をする必要がなくなったことを例えとして、サーバー事業もクラウドを使うべきであると訴えました。
concrete5 CMS でもそこはオープンソースな CMS であるということが当てはまるのではないでしょうか。昔は商用ソフトで数千万〜数億以上を投資する必要があったエンタープライズ CMS での構築を、 CMS の基幹部分を無料オープンソース CMS を使い、エンタープライズアドオンを使い分けるということで、数分の1の価格でできることをアピールできるかも。
事例で企業のロゴを使って魅せる
事例の紹介はロゴを使って行う。地元での活用も紹介しています。 Brother などの大企業から Misoca さんという Startup も使っているという紹介も。Toyota が AWS に移行したという実績はすごいですね。
コミュニティの存在
AWS では、ユーザーグループによる取り組みが際立っています。日本法人が立ち上がる前からコミュニティ活動が盛んであったとのこと。
concrete5 も、まずは全国各地でユーザーコミュニティが立ち上がり、日本法人が立ち上がりました。コミュニティの紹介もしたいですね。
パートナーについて
AWS のパートナー制度の紹介を行いました。
concrete5 でも同様に、パートナー制度の紹介ができます。
AWS では、BYOL (Bring your own license) 制度がありますが、concrete5 でも、MIT ライセンスなので、自社開発のプログラムを concrete5 に持ち込んでもそーすこーどをこうかいしなくてはいけないということはありません。
コンプライアンス
AWS では、第3者認証に力をいれています。
オープンソースで ISO 認証すると楽しいかも。
本来の業務への集中
AWS を導入することによる、付帯的な業務に多くの時間を費やすのではなく、本来の業務に集中できる環境を。
concrete5 も CMS の選定、プラグインの導入、コーディングなどの付帯的なぎょうむではなく、本来のウェブサイトのコンテンツを作り続けるという業務に集中できるような環境を作っていけるようにしたいです。
その他のセミナーは割愛。でも参加させていただいた「今さら聞けないAWSクラウド入門」「AWS 最新テクノロジー動向」「クラウド型デスクトップソリューション Amazon WorkSpaces & Amazon Zocalo のご紹介」など興味あるものばかり・・・実は、最後のセミナーも聞きたかったんですが、ハンズオンも体験してみたいと思い、AWS セルフペースラボに・・・。qwiklab を体験してみました。
JAWS-UG 名古屋
JAWS UG の勢いはデジタルキューブさんとかを拝見していてなんとなく理解していたんですが、JAWS 名古屋のたかのりさんと直前にお知り合いになったり、コンクリートファイブジャパン株式会社で協賛させていただいた、エフサミ
での kirin さんが何故かここ名古屋で LT のドラ娘してたりとか、Facebook カレー部のキャプテンである常盤木さんと出会い、しかも、常盤木さんは、 YokosoNews の存在を知っていたとか・・・。
まとめ
まあ、なんともつながっているなーと感じた AWS でした。
concrete5 としても本格的に AWS と絡んでいきたい・・・というか、もう絡まないと遅いでしょ!という危機感さえ感じました。
concrete5 は元々エンタープライズCMSとして開発されているので、AWS との親和性も考えないといけないですね。