多言語サイトを制作している上で、 Google Map を埋め込む際、きちんと希望する言語で表示されているか確認する時の方法を紹介します。
「多言語サイトで Google Maps をうまく埋め込みする方法のまとめ」の続編です。。
そこの記事をまとめると、Google Map の多言語の埋め込みは
- iFrame で埋め込む形の Google Map は言語設定ができない。ブラウザや個人の言語設定で表示される。
- Google Map API の Javascript な方法では、ブラウザや個人の言語設定か、言語を指定できる
- Static Map での埋め込みは言語指定ができる
となっています。詳しくは記事をご覧ください。
iFrame で埋め込む時や、Google Map API の自動設定の確認方法
上記のブログ記事で、Google Map の iFrame では、言語は自動判別して表示されると書いているのですが、その「ブラウザや個人の言語設定で表示される」の仕組みはどうなっているのかという質問ももらっています。
まず、最初に Google に訪問する際は、ブラウザの設定を読み込み、Google アカウントでログインしていると、そのアカウントの言語設定を読み込んでいます。
ただし、その言語設定は、Google アカウントの言語設定ではなく、Google 検索の言語設定ページで言語設定です。
https://www.google.co.jp/preferences#languages
こちらの「Google サービスで使用する言語」を変更して、iFrame で埋め込んだ Google Map がきちんと希望した言語で表示できるかどうかを確認できます。
英語サイトを見ているのは、英語を喋る人とは限らない!
多言語サイト制作の本当の「おもてなし」
私のブログ記事でも書いていますが、英語サイトを見ているのは、かならずしも英語を喋る人とは限りません。
フランス語や韓国語サイトがないから仕方なく英語サイトを見ている人かも。そんな時に、Google Map の埋め込みは、自分の言語で表示されているとちょっと安心します。そのため、Javascript や Google Static Map で強制的に表示を変える方法は、オススメできません。
また、中国では Google Map の表示はスピードが遅くなったり、将来的には使用できない場合があるので、そもそも Google Map を使わず、中国本土内の地図には Baidu を使用したり、中国外であれば、自前で地図を用意したほうが良いでしょう。