Gmail では、「設定」の「他のメールアドレスを追加」より、他のメールアドレスから送信できる機能があるのですが、Google Apps の仕様変更で、デフォルトでは、設定できなくなりました。
管理画面から、許可する必要があります。
症状: 下記のエラーが表示される
英語のエラー文
You must send through xxxx.co.jp SMTP servers when you send as [email protected]. However, this functionality is not available for your account. Please contact your domain administrator for more information.
日本語のエラー文
Functionality not enabled. [email protected] として送信する場合、xxxx.co.jp の SMTP サーバー経由で送信する必要がありますが、お使いのアカウントではこの機能を使用できません。詳しくはドメイン管理者にお問い合わせください。
対処方法
- 管理者権限で Google Apps 管理画面にログインします
- 「管理」-「アプリ」-「G Suite」 – 「Gmail の設定」-「ユーザー設定」に訪問します
URL 例:admin.google.com/【ドメイン名】/AdminHome?hl=ja&fral=1#ServiceSettings/notab=1&service=email&subtab=filters
- 「ユーザーごとの送信ゲートウェイを許可」の「メール ドメインの外部でホストされている「送信元」アドレスを設定した場合に、ユーザーに外部の SMTP サーバーを経由したメールの送信を許可します。」のチェックをオンにして保存します
これでうまくいきます。
Gmail の SMTP サーバーからメールを送る方法
また Gmail では、他のメールアドレスを、Gmail から送ることができなくなっています。
「Gmailで別のアドレスを送信元に設定する時に「Gmail 経由で送信する」を選択できない」のブログ記事を参考に。
原因:Gmail で Gmail を送信元として選択できなくした上で、Gmail も自身のセキュリティ設定をデフォルトで強化し SMTP サーバーを使えなくしたため。
ちょっとだけセキュリティの設定を緩めるという設定が必要です。
- Gmail でログイン
- http://www.google.com/accounts/DisplayUnlockCaptcha にアクセス
- Gmail のメールアドレス追加画面の SMTP 入力画面で、SMTP サーバーは smtp.gmail.com と設定し、送信で使いたい Gmail アカウントの ID & PW を入力
これで、無事に他の SMTP サーバーを使わずに送信設定ができます。
※ ただし「安全性の低いアプリのアクセスを許可する」というのは、つまり、ご自分の Gmail アカウントがハッキングされやすくなりますので、お気をつけください。私の場合は、秘密情報をあまりやりとりしない、ボランティア団体の一般受付用 Gmail メールアドレスで設定を行いました。最新の注意は払いますが、そもそも個人情報の扱いは常に気をつけていますが、特に NDA を結んでいる企業などのやりとりは、関連アカウントでは一切行わないことを前提に設定しています。